最終更新 2006年 4月 16日 |
フランス製のタイアセーバーです。タイアセーバーとは、タイアに刺さった棘などをかき取ってパンクを防ぐものです。タイアに刺さった棘は、タイアの回転でだんだん押し込まれ、チューブに達しパンクが発生するのだそうで、この程度のものでも
拾った棘をこそげ落とすことができ、パンクの発生をある程度防げるのだそうです。効果のほどは良くわかりませんが、昔は「犬のウンチを取るものだ」などといわれていたような気もします。
普通に見かけるタイアセーバーは、サイドプル・ブレーキの取り付けネジで上ブリッジやフォーク肩に共締めするタイプですが、これはフォーク・ブレード、シートステーにバンド締めするタイプです。いかにも!という感じの小さなかわいらしい箱に入っています。
昭和30年ごろの実用車用のグリップ(握り)です。木製で削り出しで作成されていますが、非常に薄く仕上げられ、ろくろで作ったとしても相当の手間がかかったものなのでしょう。
最近は、ゴムやプラスチック製のグリップしかありませんが、水にぬれたり、寒い冬など直接手に触れる部分には木の温かみがよろしいかと思います。
古いグリップもいくつか集められております。下の写真の白いグリップは、昔のナショナル自転車のもの。皮製もあります。 当時のグリップは、内側に糊が塗ってあり、差し込むと糊で固定されるようになっていました。
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