中古車の在庫

 少数ですが、リサイクル車、中古車の販売も行っております。リサイクル車(軽快車、いわゆるママさん自転車)は区のリサイクル事業に協力する形で、いわば季節商品ですので、常に取り扱っておるわけではありません。 
 ここでは在庫されている中古車を一部ご紹介いたします。ご購入は、ご来店いただき現品をご確認になられることが良いと思います。

 

プジョー DA40E(2015/12/26)

 1970年代初期のPeugeot DA40Eが入荷しました。年式を考えると、程度のよい車体なのですが、ハンドル、ステムなどは交換が必要で、何とか取り付けられるものが見つかりましたので、乗れる状態まで仕上がりました。
 70年代のPeugeotというと、外装変速機の付いたNS40が有名ですが、これはHuretの内装2速ハブを使うデモンターブル・モデルです。
ハブはHuretのDuo-Maticでクランクを逆にまわして変速できるもの。Peugeotの小径車はタイヤで苦労するのですが、ChenshinのアメクロタイヤでOKみたいです(本来は350Aというサイズのはず)
ダイナモは左で、フロント、リアとも点灯します。電装系はJOSです。  
 この自転車の「肝」であるネイマン製の分割フレーム。フレーム分割を簡単に行うため、リアはコースターブレーキになっており、前後で結線が必要なのは電装系のみ。フロントブレーキはワインマン・シンメトリックです。

中古ロード完成車(2014/01/31)

 1970年代中期のColnago Super。刻印パーツを使って組み上げております。Benottoのバーテープが当時の雰囲気をかもし出しております。
 住友のチタンフレーム。オーナーさんが溶接などをやっている方らしく、かなり請った作りになってます。シートポストは、一見Super Recordに見えるんですが、よく見るとびっくり、チタン製ワンオフ。ステムもチタンです。メインコンポはDuraAce7400で組み上げています。
 こちらは不思議なハンドルが付いたクロモリ車。ステム・ハンドルはチタン製ワンオフですが、さすがにこれでは、あんまりなんで適当なステムとドロップハンドルで組み直して販売の予定。

ランドナーフレーム(12/03/31)

 再塗装、レストア済みの中古ランドナーフレーム(当店オリジナル)が入庫しています。サンプレエンドでWレバー台座もサンプレです。ディレイラはサンプレ専用ですのでプレステージ付きでの販売となります。

スポルティフ風700cツーリング向けロード(12/12/02)

ケルビム(CHERUBIM)製ロード(クリンチャー)の中古車が入荷しました。サイズは530mmで、700cクリンチャー仕様で、マッドガード、フロントキャリアを備え、センタープル仕様となっておりますので、電装系を、最近流行のLEDライトでも用意していただければ、スポルティフとしてお使いいただけます。中古品のため、1台限りです。ご購入を希望される方は、電話で在庫を確認のうえ、ご来店いただけるようお願いします。 (2013/1/3 売り切れました。)

 サイズは530mm。真っ赤です。フレーム色にあわせたSilica Impeloフレームポンプが付属します。 フロントキャリアは細いパイプで組まれたTA製。小ぶりのフロントバッグとあわせ、ちょっとしたツーリングなどによいかと思います。
 クランクはStrongLightの93(105?)。星型チェーンリングはスポルティフの定番でした。
 変速系は最初期DuraAceとも呼ばれるシマノ・クレーン(Crane)。前変速機もシマノです。
 サドルはIdeal80、シートポストはCobraの軽量タイプ。
 ブレーキはダイヤコンペですがDC510というスポルティフ用のもの。グレード的にはGranCompeとほぼ同じ仕上げのものです。リフレクタは当時はやったバネ付きシートステイ止めタイプで、これは津山金属(Cateye)ではなく、山王エスペランザ製とのことです。

ケルビム製ランドナー(12/10/28)

ケルビム(CHERUBIM)製ランドナーの中古車が入荷しました。サイズは530mmで、650Bホイル仕様です。マッドガードが痛んでおりましたので交換しました。Simplexの変速システムとMaxyクランクの組み合わせになっております。

 本所のマッドガード、フロントキャリア、ヘッドランプなど電装も装備しております。電装は完全内装ではないですが、フレーム内を通しておりますのですっきりしあがっております。当店特製のフロントバッグと組み合わせれば、すぐにでも、ちょっとしたツーリングに出られるでしょう。
 変速系はSimplexプレステージ、クランクはMaxy、ブレーキ系はMafacとDiaCompeの混成です。

デモンターブル仕様の中古ツーリング車(11/09/23)

米S&S Machine社のBTCカップリングを使ったツーリング車(スポルティーフ)が入庫しました。販売可能です。フレームはケルビム製です。

 700cのスポルティーフで、フレームサイズは530mm程度。亀甲ガードがついておりますが、デモンターブルのため、輪行での取り扱いは比較的ラクです。
 小さくパッキングすれば、700×700×300mm程度になり、折りたたみ自転車用の「ちびりんバック」に収まります。
 これがデモンターブルの「きも」であるBTCカップリング。ネジをまわすと簡単に分割できます。ケーブル類にはスプリッターという部品を使い、簡単にフレーム前後を分割できるようになっております。
 センタープル直付け仕様になっております。リアエンドは130mmのため、最新の10速コンポーネントに組み替えるのもよいかと思います。(現状はCycloneで7速仕様)

実用車(2007/11/29)

比較的程度のよい実用車の中古が少数でてまいりました。実用車をきちんとレストアできる自転車屋も少なくなってきましたが、両国は場所柄、実用車を使う方も多く、少ないながらも修理など引き受けております。
程度の良い中古実用車はすぐに出てしまいます。ご来店いただいても、お望みの車体がある保障はありませんので、ご承知ください。

お電話でお問合せいただいても、中古車の在庫等はお答えできませんので、欲しい方はご来店ください。

 レストアが完了した実用車です。格安で出しておりますので、すぐに出てしまいます。ご来店いただいても、残っておりかどうかは不明です。BBカップが割れておりましたので、交換し、各部を一度ばらして再組み立てし磨き上げておきました。
ハンドルは日東製で、メッキも厚く非常にきれいです。
シートポストが手に入らず、レストア待ちになっていた車体ですが、サドル、ポストともそろい、レストア中です。

スポルティーフ(国産フレーム)

 国産フレームを使ったスポルティフです。サイズは若干大きめで550程度です。180cm以上身長があったほうが良いと思います。1970年代後半ごろのものと思われ、フレームなどに塗装のキズがありますが、全体的に程度は悪くなく、現状ガードは付いておりませんが、ご希望あれば本所のものを取り付けます。イタリアン・カットのラグがきれいでヘッドのラグはきれいにメッキされています。当時のメッキは厚く曇りもなく非常にきれいです。塗装しなおすのも良いとは思いますが、現状で気になる部分を補修してご利用になるほうが良いかとも思います。

 シートピラー、ステム、ハンドルなどはTTTですが、あとはカンパニョーロのスーパーレコードとレコードで組まれております。特に、ブレーキはナット止めのラージサイズ(これはSRではないかもしれません)スポルティフにはガード装着のため必須パーツなのですが、現在は、非常に入手困難となっているものです。小さめのフロントキャリアは、フォークにブレーズを溶接し、きれいに取り付けられています。キャリアのメッキもきれいで、残念なのは探検ランプ取り付け台座が左側にあることですが、この程度は許容範囲とお許しください。この手の自転車はお座敷自転車ではなく、乗って楽しむものと思います。タイアは現状クレメン・クリテリウムが付いておりますが、さすがに、これはだめなようです。(空気入れて確認したところ、パンクはないようですが、糸がほつれている部分があります)

 エンド幅は120mm、5段でワイアはガード上を通すタイプです。後エンドにはカンパのチェーン・ホルダ(ショートエンドにビス2本止め)が取り付けられており、Wレバーも小レバー付き凸文字です。

 ハンドル周りです。バーテープは皮のようです。パッドのゴムの状態も悪くありません。小ぶりの帆布製バッグが似合いそうです。ねじ込みエンドキャップで止めており、このキャップだけでも貴重品です。

 キャリアはフォークに直付けされています。キャリアは非常に小ぶりで、細身のフレーム・タイアに良く合います。左側に懐中電灯(探検ランプ)用のダボがあります。
 ヘッドのラグのメッキが見えますでしょうか?ヒゲも長く非常にきれいです。ヘッドラグは走っているとき一番目に入る部分です。きれいなラグは走るのも楽しくなります。

 リアブレーキは、ガード取り付けのためラージサイズが使われております。当時はユニバーサルを使うことが多かったので、カンパのラージサイズは貴重品です。リム面もきれいでシューの減りも少なく、それほど乗られていなかったのではないかと思います。
 ブリッジの作りも良く、これなら、現在の自転車と同等とまでは行かなくとも十分な制動性能があるでしょう。

 Wレバーは、後輪をはずしたとき、チェーン・ホルダにチェーンを掛ける小レバーつきです。ハンドルのバーエンドキャップ、ヘッドラグも確認できるでしょうか?塗装のキズもご確認ください。

 駆動部分です。チェーンステイにはかなり塗装のキズがあります。ディレイラはスーパーレコード、クランクもスーパーレコードのようです。

 

 クランクはこのサイズには貴重な167.5mmです。170mmも良いのですが、この手のフレームで使うには短めのクランクをケイデンスを高めに、まわすのが膝の負担も考えると良いようです。歯は50-42ですので、使いやすいと思います。スーパーレコードの50Tは貴重品となっておりますので、今探すと大変です。歯の減りはそれほどではなく、偶数歯は減りが偏るので、たまにずらすと良いと思います。チェーンは当時のオロカラーです。

 ホイルはカンパのレコード36穴リムにカンパ・レコードのHi-Loハブで組まれております。ロードであれば32穴が良いですが、多くはなくともキャリアに荷物を乗せるスポルティフには36穴のほうが良いと思います。

 

タイアはクレメン・クリテリウムが付いてはおりますが、さすがにへたっております。これを剥ぎ取るのは、ちょっと勇気が必要です。このような車体に似合うタイアというのが、最近は難しくなかなか良いものはありません。ベロフレックスかゴミタリアのものに張り替えられるのが良いかと思います。最近のチューブラタイアは細目のものが多いですが、ケブラー繊維の使用などで、対パンク性能が以前と比べ飛躍的に良くなっています。また、貼り付けにも専用両面テープを使えば簡単ですので、入手性という問題以外に実際に使用する点でチューブラタイアが使いづらいということはないと思います。なにより、チューブラーのしなやかな走行感はクリンチャーと比較になりません。

 お値段ですが、現状、ペダルなしの状態で35万程度を予定しております。実際にご利用になるには、タイアの張替え、各部調整が必要となり、ガードはぜひ取り付けられると良いと思いまし、これに合う帆布製のバッグ、またはソローニョ(ギルベルソー)の小ぶりのフロントバッグを一緒にご購入になると良いかと思います。

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